
タンカー攻撃はイランが実行 米国務長官が見解
ポンペオ氏は、イランが4月22日、ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)からの石油輸送を妨害すると「約束した」とし、「この約束を現在実行している」と指摘。さらに、イランは米国と国際社会による制裁の影響を受けて暴挙に出ているとの見解を示し、それでもイランには「罪のない民間人を攻撃し、核の脅しをする」権利はないと主張した。
ポンペオ氏は、13日午後の国連安保理でタンカー攻撃問題を議題として提起するよう、ジョナサン・コーエン(Jonathan Cohen)米国連大使代行に指示したとも明らかにした。【翻訳編集】 AFPBB News

中東の原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡近くのオマーン湾で13日、タンカー2隻が攻撃を受けた。
報道などによると、砲弾で攻撃されたもようで、船体が大きく損傷した。国土交通省は、このうち1隻は日本の海運会社「国華産業」(東京都千代田区)が運航するケミカルタンカー「KOKUKA Courageous」(パナマ船籍、総トン数1万9349トン)で、複数回の攻撃を受けたと発表した。
国交省や国華産業によると、同船はサウジアラビアからメタノール2万5000トンをシンガポールとタイに運ぶ途中だった。乗組員はいずれもフィリピン国籍で、全員避難した。船を管理するシンガポールの会社の担当者は取材に「1人は軽傷を負った」と話した。
被害を受けたもう1隻はノルウェーの海運会社が運航するタンカーで、エタノールを積んで台湾に向かっていた。3回の爆発が起き火災となった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000088-jij-m_est